どうも、morleyです。
前回の記事ではちゃんと弾が飛ぶようにインナーバレルやホップパッキンの変更を行い弾道や飛距離等、問題なくゲームで使えるぐらいにはなったのですが…
やはりトリガーレスポンスというか、咄嗟の射撃に追従できる速射性が欲しくなって「DSG (ダブルセクターギア) 」を組むことにしました。
いきなり話は逸れますが、ここでなぜカスタムするのかというお話。
ワタシ自身、ゲームで使う電動ガンにはほとんど「DSG」か「プリコック機能付きの電子トリガー」を組んでいて、正直サバゲーをはじめた初期のころは箱出しのノーマル電動ガンで満足していました。
しかし、ゲームを重ね射撃や立ち回りの練度が上がるほどノーマル電動ガンでは対処できず悔しい思いをすることが目立ってきました。
ここで言う悔しい思いとは勝ち負けではなく「獲れるところで獲れなかった」という話ですが、ワタシは勝ち負けは少し気にします。
SNSではよくDSGや電子トリガーを使ったレスポンスアップカスタムやそれに付随するトリガーの引きしろを極限まで詰めるカスタムを目にしSNS上では賛否ありますが、使う人の練度や撃ち味の好み、参加するゲームのルール、ゲーム性等考えるとごく自然な感じがします。(批判などはお門違い)
また、トイガンの種類や性能は関係ない! 立ち回りを考えればHITはとれる! という意見もありますが、それはそれで正解で実際にエアコキハンドガンやボルトアクションライフルでガンガン攻めてバシバシHITを獲る方も少なくありません。
なのでフィールドや相手戦力の動きをを把握し、自身が有利になる立ち回りができればトイガンの種類や性能は関係なく思いますが、自身の立ち回りや身に着けたテクニックに合わせてトイガンの性能もアップデートさせてやればさらにやりたいこと(課題)が見えてきて面白くなっていくと思います。
ワタシもサバゲーをはじめて3年を越え、少なからず練度も上がりそれなりの性能を求めるようになりましたのでゲームで使用する電動ガンに関しては自分の満足できるように作っています。
もちろん、カスタムすることも好きなので結果は置いといて弄ることが目的になってる場合もあります(笑)
前置きが長くなってしまいましたが早速メカボックスです。
セレクタープレートやセレクターのギアはVFCのメカボックスに似てますと言うかほぼ同じに見えますね。
まずはメインスプリングを抜きます。
APC556のメカボックスは開ける前にスプリングが抜ける「QDタイプ」のメカボックスなのでメンテナンスが楽ですね。
メカボックスはパーツを全て外し洗浄しときます。
次にDSGを組むにあたって変更するパーツと加工ですが…
交換パーツ
① SHS Ver.2用 ダブルセクターギア・タペットプレートセット
② SHS 18:1ギアセット (スパーギアとベベルギアのみ使用)
③ SHS 14枚歯ピストン
④ SHS M120スプリング
⑤ ネオジム磁石のハイトルクモーターならなんでもいい
加工
① メカボックスのピストンレール加工
②タペットリターンスプリング2巻きカット
こんな感じです。
ワタシがいつもやっているDSGカスタムはいわば「DSGカスタムの入口」みたいな感じで交換パーツや加工も少なめです。
しかし、求める性能(主にサイクル)を上げれば上げるほど使用するパーツの変更箇所や加工調整する部分が増えていきますのであらかじめ自分がどこまで求めているのかをはっきりさせておけば必要なパーツ、加工が見えてきます。
まずはピストン周りの調整ですが、今回はSHS 14枚歯ピストンに純正のピストンヘッドを合わせてシリンダーとシリンダーヘッドは純正をそのまま使います。
また、ノズルは専用品なのでこれも純正のままです。
ピストンヘッドはいろいろ種類がありますが、DSGカスタムの時に限らずメカボックスへの負担を考えるとピストンヘッドは樹脂の物を使う方がいいです。
いつものようにカラのメカボックスにピストンだけ入れて動かしてみて引っ掛かりなくスムーズに動けば大丈夫です。
今回は最初に入れた時はガチガチに動かなかったのでメカボックスのピストンレールを結構削りました。
次は各ギアのシム調整です。
シム調整はカスタムする上で特に時間を割いた方がいい作業で、自分が納得するまでやりましょう。
気を付けるのは下側にシムを入れ過ぎないことです。
シム調整が終わったらタペットプレートを入れてクリアランスの確認です。
タペットプレートを手で動かしてみてセクターギアも一緒に動くようなら接触してるのでギアのシム調整をやり直しましょう。
各部調整出来たら外したパーツを組付けていきます。
最後にタペットリターンスプリングを2巻き程カットして様子を見ます。
メインスプリングは SHS M120スプリングですが、これが結構使いやすくてそこまでサイクルを求めないDSGカスタムならばこのレートで十分です。
メカボックスのパーツを組み終わったら次はモーターです。
これは以前DSG M4を組んだ時に使ったJアーマメントのハイトルクモーターで今回は手頃なモーターの持ち合わせがなかったので一旦これを使います。
こんな感じで結構重いウォーターポンププライヤーも持ち上げる磁力です。
最後に組み上げて初速を計ります。
計測に使ったBB弾は東京マルイのパーフェクトヒット 0.2g プラ弾 バッテリーは7.4V リポバッテリーでホップを調整して一番高い初速とサイクルです。
数字だけ見ると丁度いいんじゃないでしょうか?
後は実際にフィールドに持ち出して弾道や改善点を見つけていこうと思います。
一発で決まるといいのですが…
今日はここまで!
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