どうもmorleyです。
今回はメインで使っている電動M4に「DSG」を組み込んでいきたいと思います。
「DSG」とはデュアルセクターギアとかダブルセクターギアとか言われている物で、セクターギアは電動ガンを動かすための主要部品の一つ、メカボックスの中で直接ピストンを引くギアのことです。
通常、セクターギアは対ピストンのギア歯数が16枚の片側のみで、セクターギア一回転でピストンを一回引くというもの、対してDSGは対ピストンの歯数が8枚で、8枚の歯が両側に配置されており、一回転でピストンが2回引けます。
ということは単純にいくと発射サイクルも倍になると思いますがそうではなく、セクターギアの歯数が半分ということはピストンを引く距離も半分になりシリンダー内の空気容量も半分になります。
これだと初速が大幅に低下してしまうので通常よりレートの高いスプリングを使用し、シリンダー内の空気をより高圧縮にして初速を稼ぐことが必要になります。
また、セクターギア一回転で二回ピストンを引きますのでピストンの前進速度を大幅に上げないといけなくなり、そのための高レートスプリングでもあります。
そんな感じでいろいろ調整が必要になるので単純にサイクルが倍にはなりにくいところかと思います。
それでは組んでいきますが、ワタシ自身DSGを組み込むのは初めてなので結構調べたのですが、多くの方が秒間50発とかのかなりのハイサイクルで組んでおられます。
そして、それを実現するためにかなりの調整と時間を費やされているようです。
今回ワタシは実用面、耐久性、費用対効果、費やす時間を考慮して必要最低限の調整でやってみることにしました。
うまくいけばそのまま使って、調整が必要ならまた時間を費やすことにします。
今回用意したのはSHSダブルセクターギア 専用タペットプレートセットとG&Gのスパーギア、べベルギアです。

セットになっててお得!

DSGとG&Gのスパーギア、ベベルギア
SHSのギアは近くのレプマートさんで購入、G&Gのギアは手持ちのものになります。
スパーギア、べベルギアはそのまま純正を使ってもよかったのですが、ちょっとレートの高いスプリングを入れたときにスパーギアの歯が飛んだ経験があるので使いません。
G&Gのギアは加工精度がいいと評判なので使ってみます。
まずはメカボを洗浄し、シム調整をやりなおします。
各ギアがメカボックスに接触しないよう、各ギア同士が接触しないように適切な厚さのシムを入れていきます。

赤丸で囲ったのがシム。
このときの確認方法として、メカボックスにギアだけ入れて指でまわしてみるのですが、まず立てた状態で指で回してみます。

矢印の方向に指で勢いよく回してみる。
ここで異音なくスムーズに回るなら今度は真横に倒して回します。
左右倒して回してみてどの角度でも異音なくスムーズに回るならシム調整は終わりです。

右倒し

左倒し
シム調整が完了したら各部組みつけていきます。
シリンダー、シリンダーヘッドはそのまま使います。
ピストンヘッドはアルミから樹脂に変更。
この変更はピストンを軽くして前進スピードを稼ぐためです。
ピストンですが、いろいろ調べていると、ラックギアの必要ない歯の削り加工をした方がピストンクラッシュの危険を回避できていいかと思うのですが、秒間50発~60発を目指すわけではないので今回は無加工でいきたいと思います。
少なくともピストンは金属製ラックギア 2枚目がカットしてある14枚歯のものを使ってください。
タペットプレートはDSGにセットでついてきたものを使います。
が!

なんと閉まらない…
タペットプレート先端の形状が違っていてメカボックスが閉まりませんでしたので、純正タペットプレートの羽部分をカットして使用することにしました。

先端の形が違う。

上がSHS、下が純正。

ここが干渉して閉まらない。
赤で囲った部分が内側に肉厚になってるようで、恐らくメカボ割れ対策でしょう。
各部組付けていきます。
ピストン、シリンダー関係はタミヤのセラグリスHGを使います。
また、ピストンの後退量が減ってシリンダー内の空気容量も減りますので少しの空気も無駄にできません。
なので、水道用のシールテープをシリンダーヘッドに一巻きしました。
各ギアもグリスアップします。
ギア関係はスーパーゾイルグリスで、バイク屋さんとかに売ってあります。

筆とかで薄く塗ります。

全てのパーツを組ます。
いよいよメカボを閉めるのですが、SHSのM120スプリングでもバネの反発力が強くて閉めるのに苦労しました。(3回程閉めそこねて中身が吹っ飛びました)
結果…

いいんじゃない?!
モーターは東京マルイのEG-1000、7.4vリポバッテリーで計測しました。
数字だけみればなかなかいい結果じゃないでしょうか?
フルオートで測ったときも初速の乱れはなかったのでこのままゲームで使ってみることにします。
必要最低限の調整で組んだので何かしらのトラブルは出そうですが様子を見てみます。
今日はここまで!
今回使ったパーツ

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