どうも、morleyです。
今回はDSGを組んだM4のメンテナンスをしていきたいと思います。
また、モーターを変えたりしたのでそれも合わせて報告です。
このM4はDSGを組んでから約一万発ほど撃ったかと思いますので、現状の摩耗具合の確認と再グリスアップを行っていきます。
今まで特に不具合もなく、組んだ時の予想を覆す耐久性と戦果をあげてくれました。
このM4は元々は東京マルイのスタンダードM4A1でしたが、実験とカスタムを進めるうちに現在のマルイ部品はシリンダーとインナーバレルだけになってしまいた。
また、分解、メンテナンスをしながら使用しているパーツの紹介もしていきたいと思います。
まず最初にメンテナンス前の初速とサイクル。
ホップをかけて一番高い初速とサイクルです。
初速はいい感じ、サイクルは最初に組んだ時より落ちてますが、これはモーターを変更したからです。
それでは分解してメカボックスを取り出します。
格安で手に入るCYMA製メカボックスで作っています。
高負荷のDSGカスタムにどのくらい耐えれるのかの実験も兼ねてます。
配線は全てイーグル模型のシリコンコードで引き直し、自作のFETユニットからミニTコネクタにしてます。
ノーマル配線から比べると通電効率が良くなるので正直、これだけでもトリガーレスポンスは大幅に改善されます。
メカボックスの中身を見ていきましょう。
ぱっと見は普通のメカボックスの中身です。
思ったより汚れてなくて拍子抜けしましたが、再度グリスアップをしていくので一度全てのパーツを外し、洗浄していきます。
組み上げる時に再度シム調整するのが面倒なのと、現在のシム枚数が分からなくなったら困るのでこんな感じで管理しておきます。
各パーツをキレイに洗浄します。
ちなみに洗浄は台所用中性洗剤と歯ブラシで洗いました。
キレイになったところでDSGカスタムでは一番負荷がかかる各ギアの状態をチェックしていきます。
DSG(ダブルセクターギア)はSHS製、スパーギア、ベベルギアはG&G製を使ってますが、できればスパーギア、ベベルギアもSHS製で揃えた方が調整も楽になるかと思います。
セクターギアはピストン引きはじめが少し削れてます。
スパーギアは使用によりギアの角が取れていい感じになってます。
各ギアの角がとれてくるとギア鳴りも小さくなって駆動音が静かになります。
ベベルギアは摩耗、削れはなくキレイでした。
次にピストンです。
ピストン本体はACE1ARMS製 ポリカーボネート強化ピストン フルティース14Tを使っていますが、ここは入手しやすいSHS製でもいいかと思います。
セクターの歯が当たる部分の色が変わってるぐらいで摩耗はありません。
ピストンヘッドはG&G製を使ってます。
ピストンヘッドは金属製だとピストンスピード低下によるギアクラッシュやピストン重量増加によるメカボックス本体へのダメージ増加につながりますので樹脂製ヘッドを使って下さい。
樹脂製であればなんでもいいですが、ライラクスのPOMヘッドが精度も良くおススメです。
シリンダーはマルイ純正真鍮シリンダーですがシリンダーヘッドはG&G純正の物に変更しヘッドの裏に消音目的でポロンスポンジを貼ってます。
最初に組んだ時にも貼っていましたが数撃つとつぶれてボロボロになってます。
効果のほどは多少打音が小さくなる程度ですが、衝撃を吸収してくれるのでメカボックスへのダメージは軽減されます。
プラバンとアルミ板でショートストローク化したトリガースイッチは変形もなく大丈夫そうですね。
トリガースイッチのオス側はプラ板でかさ増ししてメス側の接点に限りなく近づけます。
かさ増しをしたら増した分だけカットオフレバーがかかる部分を削って下さい。
じゃないとセミが撃てなくなります。
トリガーにもプラ板を貼って引きしろの調整をします。
ここはセーフティバーがかかる部分ですが、プラ板でショートストローク加工したらちょっとトリガーを引いただけでも通電して発射してしまうのでセレクターがSAFEの位置にあるときは1㎜も動かないように調整しましょう。
スイッチ周りの加工は非常に難しくトライ&エラーの繰り返しでしたが、ワタシ的にはスイッチ関連部品の構造と仕組みを理解できたので良かったと思ってます。
DSG仕様にするにあたってタペットプレートを加工しました。
SHSのDSGを買うと専用のタペットプレートもセットになっているのですが、メカボックスの構造上付属のタペットプレートが使えなかったので純正タペットプレートの羽部分をカットして使っております。
スプリングはSHS製 M120スプリング、スプリングガイドはライラクスの物を使っています。
一通りチェックをしたところで特に交換が必要なパーツもなかったのでこのままグリスアップしながら組んでいきます。
はじめにメカボックス側にグリスを塗ります。
各ギアや可動部分には漏れなくグリスアップをしていくのですが、メカボックス側のグリスアップは結構忘れがちなのであえて画像を貼ってます。
青色で囲ったところはシリコングリス、赤で囲ったところは高粘度グリスを塗ります。
ワタシの場合は青の所はタミヤのセラグリス、赤の所はスーパーゾイルグリスを塗ってます。
グリスを塗るときは基本、筆で薄く塗るのがコツです。
全てのパーツを組付け、忘れ物がないか確認してメカボックスを閉じて完成です。
モーターは組んだ当初は東京マルイのEG-1000モーターを使っていましたが、途中から
J-アーマメントのハイトルクモーターに変更しました。
こんな感じで磁力でラジオペンチもグリップの上からくっつきます。
このモーターはハイトルク型とハイスピード型の2種類がありますので自分のカスタムに合わせて選んでください。
ちょっと長くなりましたので次回に続きます。
今日はここまで!
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