どうも、morleyです。
今回は最近手にいれた「東京マルイ MP5 RAS」の配線を通電効率の良いものに引き直し、自作のFET回路を組み込みました。
前回はジャンクで手に入れたMP5を動かすとこまででした。
弾速計で計測したところサイクルやレスポンスを改善していきたいと思ったのでまずベースとなる配線関係からはじめます。
「MP5」はエアソフトガンとしての構造上の問題なのか、バッテリーからモーターに電流が流れるまでネックとなる部分が3ヶ所もあります。
まず、バッテリーを繋ぐミニコネクタと管ヒューズ。
ここです。
これだけネックになる箇所があるとさすがに電流ロスも結構ありそうですので、高効率な配線に変更します。
このMP5はバッテリー搭載位置は前方ハンドガード内なのですが、メカボックスからは後方から配線が出ています。
もちろん配線は短い方が効率がいいに決まってますので前方配線にしたかったのですが…
赤マルで囲ったところから配線を出したかったのですが、前から出すと結構フレームを加工しないといけなさそうだったので潔く諦めて今回は後方から配線を出すことにしました。
まずはメカボックスを洗浄し配線の引き直しから進めていきます。
スイッチユニットはマルイ純正をそのまま使い、純正の配線を半田ごてを使って外します。
画像のように配線を設置するのですが、このときなぜかマイナスの配線を青色のコードで作ってしまいました。
使用した配線はイーグル模型のシリコンコード16ゲージで、60cmのコードが赤、黒、青の三本セットになっています。
今回はプラス側を赤色、マイナス側を青色、画像のスイッチユニットに繋がっている黄色い配線は信号線になりますのでホームセンターで売ってある細いコードで大丈夫です。
FET回路は自作にしろ販売されているものにしろ基本的な電気の流れは同じです。
バッテリーとモーターはスイッチユニットを介さず直接繋がっていて、自作FETの場合はバッテリーとモーターを繋ぐマイナス配線の間にFET回路を設けてスイッチの役割を与えるという物。
なので既存のトリガースイッチはFETに「電気流していいですよー」という合図的な役割になります。
画像がよろしくないですが、これが自作FET回路の材料です。
使うもの ↓
IRLB3813PBF パワーMOSFET(30V260A)
カーボン抵抗 1/2W 100Ω
カーボン抵抗 1/2W 30kΩ
半田ごて
ハンダ
フラックス
各種熱収縮チューブ
このFET回路はもうずいぶん前からエアソフトガンへの活用がされていて、FET回路があるのとないのではかなりトリガーレスポンスが違いますし、トリガースイッチ自体の調整やメカボックスの作り方次第で最新の電子トリガーに勝るとも劣らないトリガーフィーリングにできる、と言われています。
(ワタシはまだそのレベルには達しておりませんです。)
実際作っていきます。
まずはゲートとソースの間に30kΩの抵抗を繋ぎます。
このときFET背面の金属部分はドレインの端子も兼ねているのでショートしないように抵抗を熱収縮チューブで覆っておきます。
そしてなぜか途中の写真を撮り忘れていたので完成画像でご説明します。
ここからは文章のみになるのでわかりにくいかもしれませんが、30kΩ抵抗を繋げたら次にゲート端子に100Ω抵抗を半田付けし、抵抗の先にメカボックスから伸びている黄色い信号線を繋げます。
次にドレイン端子にメカボックスからの青いマイナス線を繋げます。
ソース端子からバッテリーへの青いマイナス線を出してバッテリー接続端子に半田付けします。
プラス配線はモーターから直通になりますのでそのままバッテリー接続端子に半田付けしましょう。
ちなみにワタシの電動ガンとバッテリーは通電効率を考えてすべて「ミニTコネクタ」に変更しております。
半田付けする際は半田ごてのあて過ぎに注意することと、半田付けした端子は必ず熱収縮チューブで覆って下さい。
画像のような形になれば完成です。
最後にユニットを大きめの熱収縮チューブで覆ってますが、FETの放熱も考慮して全部は収縮させないでおきます。
配線関係が出来上がったらパーツを全て組んで、バッテリーは7.2Vリポバッテリーを使いサイクルを計ってみますと…
弾速計の画面が変なことになってますが、BB弾は東京マルイの0.2gバイオ弾を使っています。
結果、サイクルは2RPSの向上がありました。
今後カスタムしていくにあたりベースはこれでいいと思いますので、おいおいモーターやスプリング、チャンバー関連に手を入れていこうと思います。
配線を効率がいいものに変更するカスタムは、結構めんどくさいですけど費用対効果が高いのでかなりおススメですよ。
今日はここまで!
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