どうも、morleyです。
はじめに、前回の記事でなんだかグチっぽいことを吐き出してしまいましたが、あとで見返してみるとちょっと考え方の押し付けになってしまっていて反省致しました。
これって「装備指摘おじさん」や「実銃だったらおじさん」とかワタシがもっとも嫌悪する部類の考え方だなと思い、過去の記事を修正しようかとも思いましたが、こういった考え方の変化や見方の変化を残しとくのも大事かなと思いそのままにしています。
基本的には「みんなが楽しいのが一番いい」です。
さて本題です。
今回は、東京マルイ 電動ハンドガン「G18C」にプリコック機能付きFET回路を組んだのでご報告です。
皆さんご周知の通り、箱出しの電動ハンドガンはモッサリした動きで普通に部屋撃ちとかで使うにはあまり気にならないけど、サバゲーで使うにはちょっと動きに不満があるかと思います。
なので、少しでも可動を俊敏にしようとリポバッテリーで運用しようとリポ化したりするのですが、リポバッテリーによってそれなりにレスポンスは上がるもののやっぱりガスブロハンドガンや今流行りのCO2ガスガンのレスポンスには勝てないわけです。
で、
今回電動ハンドガンをプリコック化するわけですが、仲間内からは素直にCO2ガスガンにしたらどうかと言われるのですが…
ここからちょっと最近思っていることなのですが、全国のほぼ全てのサバゲーフィールドにおいて、特に屋外フィールドにおいては「相手との距離が近い近接戦闘はハンドガンでお願いします」といったアナウンスがされているかと思います。
なぜ近接戦闘でハンドガンが推奨されているかというと、一般的な長物アサルトライフルでの初速はおおよそ85m/s~95m/sぐらいかなと思いますが、この数字は日本の銃刀法によって定められているエアソフトガンの規制数値の上限の方です。
マスクの記事で実際ゲーム中に歯に被弾し歯が折れた方がいた話をしましたが、エアソフトガンとはそういう威力なのです。
エアソフトガンの初速はインナーバレルの長さやシリンダーの空気の容量、スプリングレートといったもので決定されますが、見た目に小さいハンドガンだと初速も法定初速ギリギリに設定とかが難しいから推奨されているのです。
要は相手との距離が近かったら「相手が痛くないようにできるだけ威力の弱い武器で撃ってね」ということです。
ところがどうでしょう?
最近はCO2ガスガンを持っているゲーマーさんが増えてきてよくゲーム開始前とかに試し打ちをしながらブローバックがすげぇ!とはしゃいでらっしゃいます(うらやましい)
ブローバックもすごいですが、電ハンやガスブロなど相手にならず、長物電動ガンに匹敵する高初速なCO2ハンドガンもあり、「ハンドガン」というひと括りだけで10m以内の近接戦闘やCQBゾーンで使われた日には逃げ出したくなります。
もちろん使うのは自由ですし、楽しければそれでいいのですが、単純に近くでくらったら痛いですし、それを自分が使って相手を撃つのはちょっと…
と、思った次第です。
なので、せめてレスポンスで負けないよう電動ハンドガンのプリコック化になったわけですが、決してCO2ガスガンがダメよというわけではないです。
前置きが長くなりましたがここから本題です。
ワタシのG18Cは以前からレスポンス向上を目的として高効率な配線に引きなおし、自作のFET回路を入れていました。
今回はプリコック機能付きFET回路に組み直しますので、自作のFETも高効率配線も全て取り外します。
が!
もう組み上げ済みの画像しかないのでそれで説明します。
またFETユニットとリポバッテリーをG18Cの狭いスライドの中に収めるのに結構苦労したのでその辺もやっていきます。
組み込むプリコックFETは以前某フリマアプリで自作として販売されていた物、興味本位でポチって別に所有しているDYTAC M4に組んでいて、プリコックの恩恵はすごかったですがあまり使う機会がなかったためこの度移植することにしました。
機能的にはキットボーイのスリムステップ3と同じような感じかと思いますが、スリムステップ3が3線式なのに対しこちらは4線式で配線が1本多く、組み込みやすさならスリムステップ3かと思います。
画像は撮り忘れましたがモーター配線ははんだ付けだけなので付け替えます。
スペース確保のため純正バッテリーの接続端子は取っ払って配線を直付けします。
この両方の端子に来るのはどちらも信号線という細い配線です。
よって、モーターとバッテリーは直通状態になり電流の効率が良くなります。
トリガーを引くと二つの信号線が繋がった端子が接触しFETに電気信号が流れます。
するとFETが電流の門を開き、バッテリーとモーターを通電させ動かすというものです。
この赤マルのダイアルを回せばピストンの後退位置を無段階で調節できるのですが、電動ガンのBB弾が発射されるまでのプロセスで、
1・トリガーを引くとモーターとバッテリーが通電
2・モーターが周りピ二オンギアが回転
3・ピ二オンギアからべベルギア、スパーギア、セクターギアがまわり
4・ピストンを引きはじめる
5・ピストンを引いているセクターギアが一回転したらピストンが解放され弾発射
という流れですが、プリコックは
1・トリガーを引くとモーターとバッテリーが通電
2・モーターが周りピ二オンギアが回転
3・ピ二オンギアからべベルギア、スパーギア、セクターギアがまわり
4・最後退位置まで引いていたピストンを解放、弾発射
5・後、ピストンが再度引かれ最後退位置で停止
という感じになるのでトリガーを引いてからの動きが最小限になるのでトリガーレスポンスが早くなったように感じられるようになります。
実際の発射プロセスは同じなのですが、順番が変わるだけで体感も大きく変わってきます。
さて、配線の結線も終わり組み込みも最終段階なのですが、ここで問題が発生、最終的に画像の感じでバッテリーを入れるのですが、なんとスライドが閉まりませんでした。
よくよく見ると、スライドの内側に二つのウエイトと三つの仕切りみたいな突起があったのでウエイトは取り外し、突起はニッパーで切り飛ばしました。
ウエイトは両面テープで貼り付けられているだけなので剥がすだけでした。
突起はとりあえずニッパーでの切りっぱなしです。
この二枚のウエイトは結構重量があり、外すとフロントがかなり軽くなりましたので撃つときにちょっとブレやすくなったかもしれません。
操作系はここからアクセスできるようにしてます。
というか、ここしかありませんでした(笑)
G18Cはスライドが短い分どうしてもスペースが限られてしまいますので配線の取り回しの自由度は少ないかもしません。
調整ダイアルの上のボタンはプリコック解除ボタンで、押しながらセミを一発撃つとピストンが最前進の状態で止まります。
また、アウターバレルを付けたままだとバッテリーが入らなかったのでアウターバレルは外したままでインナーバレルが剥き出しです。
ここはおいおいなんとかしたいと思います。
今回の作業で一番苦労したのはスライドの部分の加工でした(笑)
加工自体は1分もかからず終わるのですが、最初スライドをよく見てなかったので気づくのに時間がかかりました。
作業完了し動作確認が問題ないことを確認しあとはゲームで使い勝手を見て、また問題があれば手を加えます。
使用感に関してはまた後日書きます。
今日はここまで!
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